1951-11-14 第12回国会 参議院 本会議 第17号
加えて身体障害者六十六万五千人、孤兒その他の收容兒童が二十五万人、その他保護を要する児童が百五十万人、悲惨なる未亡人母子が百八十万人等、国家扶助の対象者は六百三十万に達し、その他或いは病床に呻吟して社会保障制度の確立強化を首を長くして待つておる者などを加えますと、実におびただしい数に上るのであります。如何に本制度が重要であるかを御了承願いたいのであります。
加えて身体障害者六十六万五千人、孤兒その他の收容兒童が二十五万人、その他保護を要する児童が百五十万人、悲惨なる未亡人母子が百八十万人等、国家扶助の対象者は六百三十万に達し、その他或いは病床に呻吟して社会保障制度の確立強化を首を長くして待つておる者などを加えますと、実におびただしい数に上るのであります。如何に本制度が重要であるかを御了承願いたいのであります。
非常に拡大、拡張されましたが、收容兒童も又非常に多数になりましたでしようが、運営等について何か変つたような状況がございましたら、この際承わりたいと思います。
○政府委員(高田正巳君) 少年の不良化問題が相当、御承知のような状況でございますので、教護院の收容兒童もその数が殖えて参りました。私どものほうでは教護院の拡充を逐次やつて参りまして、今日大体五千人程度の收容兒童を見ております。
これは教護院の收容兒童のアフター・ケアの問題として、いろいろ論議をされておるわけでありますが、現在では、そこまでなかなか手が延びておりません。もちろん相当程度のことはやつておりますが、完璧は期せられておりません。従いまして、この改正法の中にも、保護受託者というような制度を新たに設けていただきまして、さようなことにも寄與しようという意図を持つておるわけであります。
二、国立教護院の増設の件国立教護院増設のことは多年要望し來たつたところでありますが、高度の性格異常兒等で普通の收容形態ではその保護ができぬ兒童が相当ありまして、これら兒童の保護のため強制的措置の設備を要しますが、この設備を全国の教護院に附設することは、一般收容兒童に與える心理的影響及び措置兒の受ける精神的刺戟並びに一般世人への刑務所的印象等頗る考慮を要するものがあり、且つ最も困難な教護を特に合理的に
こういうふうな問題が全国的にたくさんございますのですが、平衡交付金の関係からそういう結果になつておるのですが、こういう問題は先ず最初に、そういうふうな平衡交付金のことについておあずかりになつて御関係になつていらつしやいます政府の大臣といたしまして、何とかうまい方法をお考え願わなくちや、第一その三十万の施設收容兒がかわいそうなんでございます。
私は次に平衡交付金が三十万收容兒童を踏み潰しかけている事実につきまして吉田総理に申上げたいと存じます。今年度から地方自治確立育成のために地方財政平衡交付金制を実施いたしましたことは一応尤もな次第であります。だからと言つて一律に交付金に置き替えることはどうかという論議の声がございましたが、その一つが兒童福祉法によりますところの施設收容兒童のための兒童保護費でありました。
三十万になんなんといたしまする收容兒童の收容措置につきましては、従来政府の補助金でやつておつたのが、今年度より地方財政平衡交付金に入りましたために、地方によりましては、その経費の支出が遅れたところもあると思うのであります。併しこれは平衡交付金の使い方につきまして慣れて参りますれば、私は適当な措置がとられるのではないかと思つております。
たとえば文部省できめております教室の坪数と、これに対する收容兒童というものの大体目安があるはずでありますが、それがこの基礎になつておるかどうか。ことに複数の場合はこれを認めない——おそらくこれは二部教授のことであろうと思いますが、もしそういうことでありますと、これも実態とはなはだ遠いやり方である。今日学級はなるほできめておりますが、多いところになりますと、一学級八十名を越えておるのがあります。
福島市の信夫山の山ぞいにありますところの東北少年院は、その位置が不適当なばかりでなく、その建物も非常に不完全なために、今年の二月十六日夜集團逃走がございまして、これをきつかけに四月二十六日まで二ケ月半の間に九回、延人員にして百二十三名の收容兒が放火を伴う波状的な集團脱走をいたしました。
現在收容兒二百五十八名、栄養はいずれもよろしい、それは食糧が一般配給の外若干の加配がある。ララ物資や婦人会等からの慰問品がある。開墾した農耕地も一町歩に及んで栄養士をも置いておるからであります。兒童の逃亡は約十五%であります。職員は縣職員待遇でありますから、他の学校に勤めておつた適当な教員を採用する場合に、國家公務員法による待遇者が縣職員待遇になりますから、給與額を下げなければならない。
それから現在收容所におきまして放火とか集團脱走とかいまわしい事件が起つておりますが、これは一面收容兒に対する非人道的な取扱いがあるということが、新聞紙その地でも報道されているわけです。こういう收容所の不完全な施設、あるいは非民主的な兒童の取扱方に対して、兒童局としてはどのような処置をお講じになつておるか、御答弁を伺いたい。
塚本厚生委員長もおいでになつておりますので詳しくは厚生委員長からもお話があると思いますが、要するに現在厚生委員会で行つております三つの調査事件に関連いたしまして、先般御説明申上げましたように日本赤十字社、済生会、愛育会、同胞援護会、民生連盟、日本社会事業協会等の地方組織、それから医療状況を調査するために行く、及び社会事業関少收容施設の運営並びに被收容者処遇の実態調査、岡山縣岡田厚生館その他における收容兒童及
私はここの全收容兒を集めまして、一場の説話を試みたのでありますが、その瞳光顔容から見て、大部分が正常の少年ではないと感じました。委員長の手許に提出しました表に示されておりますように、その八割までは先天的精神発育異常者であります。從つてこれは少年院以前の問題でありまして、胎兒たる以前に遡らなければならないのであります。